【中国】上海が事実上ロックダウン、東西2分割で実施

【亜州ビジネス編集部】

上海市政府は27日夜、同市を流れる黄浦江以東の地域(浦東)で28日午前5時から全住民のPCR検査を行うと通知した。浦東では4月1日午前5時まで、事実上のロックダウン(都市封鎖)が行われる。中国新聞網など複数メディアが伝えた。

浦東ではこの間、全小区で住民の外出が禁止される。ライフライン関連を除く全企業が在宅勤務を求められるほか、地下鉄やバスなど公共交通機関も運休する形だ。黄浦江以西の地域(浦西)では、4月1日午前3時から5日午前3時までロックダウンとなり、全住民への検査が行われる。市内スーパーマーケットの多くは27日に24時間営業を行い、多くの住民が食品などの買いだめに押しかけた。

上海市では20〜26日にかけ、新型コロナウイルスの新規感染者が1万人を突破。うち99%に当たる9915人が無症状感染者だった。市衛生健康委員会の責任者は「上海の無症状感染者の割合は、他の国・地域と同じ傾向だ」と述べている。


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