【タイ】自動車協会、22年の生産7%増・販売12%増予測

【亜州ビジネス編集部】

タイ自動車産業協会(TAIA)は、2022年の国内自動車生産台数が前年比7%増の180万台に拡大するとの予測を発表した。うち国内向けが80万台、輸出向けが100万台を見込む。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和などがプラスに影響し、国内新車販売台数は12%増の85万台に拡大すると予測した。

電気自動車(EV)については、新車登録台数が1万台を上回ると予測。EVの普及拡大に向けた補助金交付と減税を柱とする政府の振興策が追い風になるとみている。また、タイをEVの生産拠点とする政府の方針については、他国よりも潜在力が大きいと指摘。サプライチェーン(部品供給網)や専門知識、労働スキルなどの面で強みがあると説明した。

一方、22年の車市場のマイナス要因として、世界的な半導体不足や、物価高による消費者の購買力低下などを挙げた。


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