【中国】コロナ後の工場再開が進展、上海IC製造は設備稼働率90%超に

【亜州ビジネス編集部】

長江デルタと珠江デルタ地域でコロナ防疫後の生産再開が進捗している。省・直轄市レベルのホワイト企業2万2500社について、全工場が生産態勢をコロナ前の水準に戻した。


工業情報化部の辛国斌・副部長が14日に報告したもので、一定事業規模以上の上海工業企業は、業務の再開率が96.3%にまで上昇している。設備稼働率は70%超に達した。半導体集積回路(IC)製造の重点企業では、設備稼働率の90%超が続いている。中国車最大手の上海汽車集団(SAIC)は、6月上旬の増産率が前年同期比で60%近くに拡大した。上海市臨港のテスラ中国現地工場もフル稼働を迎えている。

製造業が集積する広東省も、工業企業の業務再開率が98%を超えた。コロナ禍の影響を大きく受けた自動車や電子情報などの基幹産業も、基本的に正常を回復したという。


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