【中国】NEV普及率は今年25%へ、目標3年前倒し達成

【亜州ビジネス編集部】

全国政協経済委員会の副主任で、工業情報化部の元部長である苗ウ氏は6日、中国の新エネルギー自動車(NEV)普及率が2022年に25%に達するとの見通しを示した。NEV関連のフォーラムで明らかにしたもの。中国政府が掲げる目標を3年前倒しで達成することになる。香港経済日報が7日伝えた。


中国の「新能源車産業発展計画(2021〜35年)」では、NEV普及率を25年に25%へ引き上げるとの目標が設定されている。中国汽車工業協会が発表した最新データによると、今年1〜7月の国内新車販売は1447万7000台、うちNEVは319万4000台で、NEV比率は22.1%だった。

苗氏はさらに、中国のチップ設計能力が急速に発展していると指摘。中国には華為技術(ファーウェイ)、紫光展鋭科技(ユニソック)、寒武紀(カンブリコン)、地平線機器人(ホライズン・ロボティクス)など多くのチップ設計企業があり、世界のトップ技術との差も大きくないと説明した。また、パッケージング・テスト分野については、中国のチップ産業の中で最も成熟し、安定成長している分野だと指摘している。


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