【ベトナム】労働者の56%が昇給、前年上回る=地場コンサル調査

【亜州ビジネス編集部】

企業ブランディングのコンサルティングを手がける地場アンファベが行った調査で、2022年に昇給があった労働者の割合は56%に上り、前年の35%から大きく上昇したことが分かった。ベトナムネットが13日付で伝えた。


調査は515社で働く約6万人を対象として22年4〜9月に実施。9月末時点で22年に昇給があったのは56%、現状維持は38%、減給は6%だった。21年は新型コロナの影響で昇給が35%と低かったのに対し、減給が15%に上っていた。

一方、人事担当者150人の回答を元にした23年の昇給率予想は12%。企業の75%が22年9月末時点で23年の業績見通しを楽観しており、待遇を厚くする傾向にある。

また一連の調査で、労働者の42%が日常的にストレスと疲労を感じていることも分かった。産業別では製造業と金融業で割合が高く、部門別では品質管理部門で2人に1人が日常的にストレスを感じ、最も割合が高いことが分かった。戦略管理や営業、顧客管理でも割合が高かった。

ストレスを感じる理由は、◆勤務内容◆勤務環境◆職場の人間関係◆家計・家庭――が多かった。また「向こう6カ月で離職する」と答えた割合は、「日常的にストレスを感じている」と答えた層では「感じていない」と答えた層に比べて2.5倍高かった。


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