【亜州ビジネス編集部】
鹿島建設は15日、首都ジャカルタの大規模複合施設「スナヤン・スクエア」における空調設備更新・太陽光発電システム新規導入事業が、環境省の「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」に採択されたと発表した。既に運営フェーズにある大型複合開発の事業が採択されたのは初めてという。
スナヤン・スクエアは鹿島建設がインドネシア政府から租借した約19万平方メートルの国有地に商業施設、オフィス、アパート、ホテルを開発した大規模複合施設。鹿島建設が開発・設計・施工・運営までを担う40年間のBOT(一括事業請負後譲渡方式)事業で、BOT期間の終了する2036年まで施設運営を継続する。
商業施設やオフィスの高効率チラー(空調用圧縮冷凍機)や高効率空調機を更新し、オフィスビルに太陽光発電システムを新規導入する。太陽光発電システムで発電した電力は、グリーンエナジーの利用を希望するオフィステナントに供給する。