【中国】自動車値下げ相次ぐ、吉利や東風ホンダなど10社超

【亜州ビジネス編集部】

自動車販売が低迷する中国で今年5月以降、各メーカーが相次いで値下げに踏み切っている。これまでに10社超が期間限定の価格引き下げを発表。値引き幅が1万人民元(約19万7000円)を超えるメーカーも少なくない。証券日報が14日付で伝えた。

民間自動車メーカーの吉利汽車HDは6月1日から月末にかけて、最大1万5000人民元の値下げを実施する。自動車大手の東風汽車集団とホンダとの合弁会社である東風本田汽車有限公司(東風ホンダ)は6月1〜26日の期間に開業20周年記念のセールを行い、最大1万人民元を減額する。ほかにも、新エネルギー自動車(NEV)メーカーの北汽藍谷新能源科技はこのほど、高級車ブランド「極狐(ARCFOX)」について、「阿爾法 SHi」の先行モデルを10万人民元値下げすると発表した。

新興EV(電気自動車)メーカーでは蔚来集団が12日、「買い替え優遇策」の導入を宣言した。値下げ優遇も選択肢として提供する。電池交換費用など、ユーザーの利益に関する当初の約束は不変とする。蔚来車から再び蔚来新車に買い替えた場合でも、電池交換費無料の権利を引き継ぐと説明した。この権利を放棄した場合、完成車の全シリーズに対して一律3万人民元(約58万7000円)を値引くという。


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