【ベトナム】北部の電力不足解消、商工省「年内は停電なし」

【亜州ビジネス編集部】

商工省は、北部の電力不足が解消し、今年はこれ以上停電が発生しないとの見方を示した。ドー・タイン・ハイ次官が4日述べたもので、降雨によりダム水位が上昇し、年内は電力需要を賄えるとみている。VNエクスプレスが5日付で伝えた。

降雨によりソンラー、ライチャウ、バンチャト、トゥエンクアンの各ダムで最低水位を12〜27メートル上回る状況になった。商工省は、向こう数日でさらに水位が上がるとみている。

北部では7月初め、気温が40度を超える地域もあり、1日の電力消費が4億4000億キロワット時(kWh)にも上るが、商工省は電力供給が間に合うとの見方。ただ同次官は、長期的に電力供給を安定させるため、新たな発電所や送電網の拡充は必要としている。

北部ではダム水位の低下により今年5〜6月に電力が不足。ハノイや周辺省市では、地域ごとに順番に電力供給を一定時間停止する輪番停電が一部で実施され、工業団地内の企業も一部影響を受けた。


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