【マレーシア】23年の新車販売、好調続けば前年超えも=RHB予想

【亜州ビジネス編集部】

RHB銀行は、2023年の新車販売台数が前年を超えて過去最高を更新すると予想している。現時点で受注残が多く、新モデルの販売好調が続けば、2年連続で過去最高を更新する可能性があるとの見方。ビジネスタイムズが21日付で伝えた。

同行は、メーカーの受注残が依然として高く、またプロドゥアの5ドアハッチバック「アジア」やトヨタの小型セダン「ヴィオス」の新モデルが好調で、下半期も好調が続くと予想。通年で過去最高だった22年の72万658台を超えるとみている。6月時点では68万~72万台と予想していた。

マレーシア自動車協会(MAA)によれば、1~8月の国内新車販売台数は前年同期比11.6%増の50万1552台だった。販売サービス税(SST)減免措置の猶予期間が3月末に終了して以降も受注残が高く、また新モデルが好調で2桁増となっている。8月の販売は前年同月比6.1%増、前月比12.7%増の7万1745台。プロドゥアは前月比で5%増、プロトンは9%増と1桁増だったが、ホンダは30%増、トヨタは23%増と力強い伸びを見せている。

一方、RHB銀行は24年の新車販売が前年を下回ると予想。受注残は23年第4四半期に低下し、販売を押し上げる材料は今のところ見当たらないとしている。


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