【タイ】9月の外国人観光客69%増、マレーシアが最多

【亜州ビジネス編集部】

観光・スポーツ省の集計によると、2023年9月の外国人来訪者数は前年同月比69.2%増の213万596人だった。前年同月を上回るのは30カ月連続。新型コロナウイルス対策の緩和が進んだことで大きく伸びた。前月比では13.7%減だった。国境を接するマレーシアからの来訪者が国・地域別で最多。これに中国が続いた。

国・地域別の来訪者数

◆マレーシア=38万8197人(前年同月比24.4%増)

◆中国=28万4989人(9.4倍)

◆インド=14万2051人(24.1%増)

◆韓国=13万3135人(2.3倍)

◆シンガポール=8万7296人(25.8%増)

◆日本は8万10人(2.2倍)

新型コロナ流行前に全体の4分の1を占め最多だった中国は、22年通期で27万3567人と全体のわずか2.5%にとどまっていたが、中国政府のゼロコロナ政策解除を受けて回復が進み、23年1月以降は5位以内にランクインしている。9月25日にビザ(査証)免除措置が始まったことで今後さらに増えるとみられる。

1~9月の外国人来訪者数は前年同期比3.5倍の2000万3972人。国・地域別では、◆マレーシア=330万2667人(3.4倍)◆中国=249万3565人(18.3倍)◆韓国=119万2986人(5.0倍)◆インド=116万2251人(2.1倍)◆ロシア=99万1773人(9.8倍)――の順に多く、日本は57万5062人(3.8倍)だった。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る