【亜州ビジネス編集部】
国営石油PTT傘下で電気自動車(EV)レンタカー事業などを手掛けるEVMEプラスは、伊ランボルギーニの創業家が手掛ける「イソ」ブランドの電動バイク「ウノX」を発売した。タイで初めて同ブランドの販売代理店に指名され、先月末に開幕した自動車展示販売会「第40回タイランド・インターナショナル・モーターエキスポ」に出展した。ターンセタキットなどが伝えた。
販売価格は17万5000バーツ。同展示会では30台限定で14万9999バーツに値下げした。出力11キロワット(kW)のミッドドライブモーターを搭載し、最高時速は110キロメートル。4時間のフル充電で92キロメートル走行できる。同ブランドを手掛けるイソ・モビリティーによると、同社が電動バイク事業を東南アジアに拡大するのは初めて。EV市場が急成長していることから、タイを選択した。同展示会では100台の販売を見込む。
EVMEは「スリーク」ブランドの電動バイクも販売する。タイとシンガポールに拠点を置くスリークEVが生産する車両で、同展示会では「スリーク・ワン」(販売価格4万7900バーツ)、「スリーク・プレイ」(6万9900バーツ)など3モデルを初めて展示した。一方、レンタカー事業では、韓国・現代自動車のEV「アイオニック5」を展示。同EVが来年第2四半期に正式発売される前に、レンタルサービスを開始する。