【マレーシア】パナが空調R&Dの新棟稼働、東南ア・欧州向け強化

【亜州ビジネス編集部】

パナソニックは8日、首都圏セランゴール州シャーアラムの空質空調事業の研究開発(R&D)拠点で新棟を稼働させたと発表した。東南アジアや欧州向けを中心に業務用エアコンなどのR&Dを手掛け、開発リードタイムの短縮や、現地ニーズへの対応を加速する。

現地法人のパナソニックAPエアコンR&Dマレーシアが既存の実験・執務棟の隣接地に建設した。3階建てで延床面積は1万900平方メートル。空調機と温水給湯暖房機の運転効率などを同時に計測できる「温水・空調同時マルチ実験室」をパナソニックとしては初めて設置するなど、最新鋭の設備を導入した。今年3月の発表によると、投資額は約20億円に上る。


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