【中国】国産ゲーム新規承認105件、初の100件超え

【亜州ビジネス編集部】

中国当局の国家新聞出版署は25日、国産ゲームのリリース(出版)許可審査の結果を発表し、合計105タイトルを新たに承認したと発表した。一度に100タイトル以上を承認する初ケースとなる。ゲーム企業の範囲も拡大した。

新ゲームの承認数は増えつつある。統計によると、2021年は通年で748タイトルのゲーム版権番号が発行された。うち国産は672タイトル(89.8%)、輸入は76タイトルに上る。22年は通年で512タイトルのゲーム版権番号が発行され、うち国産は468タイトル(91.4%)、輸入は44種タイトルを数えた。23年1月1日~12月25日累計では1075タイトルのゲーム版権番号が発行され、そのうち国産は977タイトル(90.9%)、輸入は98タイトルで推移している。

中国ではゲームを新しくリリースする際、「版号」と呼ばれる許可番号を取得しなければならない。国家新聞出版署は原則1カ月に1回、承認した国産ゲームの新作リストを公表しており、23年は8月を除いて同ペースが維持されている状況だ。

中国音像数字出版協会・遊戯出版工作委員会(GPC)が15日発表した「中国ゲーム産業報告」によると、23年の国内ゲーム売上高は前年比13.95%増の3029億6400万人民元(約6兆500億円)に達する見通し。ここ数年で初めてマイナス成長に転じた前年(10.3%減)からプラス成長を回復。3000億人民元の大台乗せを初めて達成した。

ゲームユーザー数も小幅ながら増加に転じている。23年は前年比0.61%増の6億6800万人に上り、過去最高水準に達した。


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