【タイ】1月の失業率1.1%に上昇、失業者数11万人増

【亜州ビジネス編集部】

国家統計局(NSO)の発表によると、2024年1月の失業率は1.1%となり、前月比で0.3ポイント上昇した。失業者数は43万1900人となり、11万900人増加した。

地域別の失業率は、東北部の0.8%が最も低く、前月の0.6%から上昇した。他の地域ではバンコクが1.0%、中部が1.2%、南部が1.3%となり、前月をそれぞれ上回った。一方、北部は1.1%で横ばいだった。

労働力人口は3980万8700人、就業者数は前月比で100万100人減の3912万6900人。

産業別

◆農業=17.8%減の1037万4400人

◆製造業=2.1%増の882万4500人

◆商業・サービス業=5.6%増の1992万8000人

失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナウイルス第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇。21年第3四半期には、新型コロナの流行後で最も高い2.3%まで悪化した。ただ21年第4四半期以降は低下傾向にあり、23年9~12月は4カ月連続で0.8%だった。


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