【タイ】中国AIONのタクシー向けEV、24年は3千台目標

【亜州ビジネス編集部】

国営石油PTT傘下で電気自動車(EV)のレンタル・販売などを手掛けるEVMEプラスは、中国自動車メーカー、広州汽車集団のEV部門である広汽埃安新能源汽車(AION)の新型セダン「AION ES」の納車台数を2024年中に3000台とする目標を発表した。主にタクシー車両向けに販売する。

23年11月に投入した後、24年2月末までに100台を納車した。3月末には400台に達する見通し。バンコクを中心に年平均6000台のタクシーが廃車となる中、事業者にEVへの切り替えを促す。タクシーの国内登録台数は8万5000台以上で、温室効果ガス排出量は年間50万トンに達しているという。同社は低価格で高品質のEVを提供し、大気汚染の削減に貢献するとしている。

AIONは昨年9月に初モデルの「AION Yプラス」を発売してタイ市場に参入した。現在は中国からの輸入だが、現地生産にも乗り出す計画。東部ラヨン県に工場を設けて、年産能力5万台の生産体制を整備する。全2期に分けて開発し、第1期は今年7月の完成を予定する。


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