【インドネシア】パナソニックが水事業を拡大、新型浄水器など投入

【亜州ビジネス編集部】

パナソニックは6日、インドネシアで水ソリューション事業を拡大すると発表した。独自技術で井戸水の鉄分を除去する「セントラル水浄化機器」の新製品を来月に、水質を硬水から軟水に変える「軟水機」を8月に、それぞれ発売する。配管の清掃サービスなどと組み合わせて展開し、約70%の世帯が井戸水を使用している同国で浄水設備の導入を促す。

セントラル水浄化器は、独自技術により井戸水の鉄分や濁りを除去することが可能。新製品は従来品よりも50%小型化しており、場所を取らずに設置できる。軟水機は、硬水による洗濯物、シャワーの不快感などをイオン交換樹脂に通すことで軟水化して解決する。水浄化機器と組み合わせて使用することで、鉄分を多く含んだ井戸水の使用による軟水機の効力・寿命の低下を防ぐことができる。

既に展開している井戸水汲み上げポンプや電気シャワーと組み合わせると共に、導入前に必要な水質検査の体制強化と新たに配管清掃サービスを提供することで、機器販売からサービスまで水ソリューション事業全体の拡大を図る。


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