【タイ】23年のアイスクリーム輸出額7%増、7年連続プラス

【亜州ビジネス編集部】

商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)の発表によると、2023年のタイのアイスクリーム輸出額は前年比7.3%増の1億4821万米ドルだった。プラスは7年連続。国・地域別の世界順位は欧州連合(EU)、米国、英国に次ぐ4位だった。タイではドリアンなど国産の果物を使用するアイスクリームに優位性があるという。ネーションなどが伝えた。

輸出先別では、最大のマレーシア向けが11.7%増で全体の29.5%を占めた。このほか、上位10カ国・地域では、2位の韓国が30.5%増、3位のベトナムが6.5%増、4位のシンガポールが10.5%増、5位のカンボジアが4.6%増、6位のフィリピンが26.2%増、8位のミャンマーが16.1%増、9位の豪州が15.6%増とプラス。一方、7位の米国は36.3%減、10位のインドは2.0%減とマイナスだった。

市場調査大手の英ユーロモニターによると、23年の世界のアイスクリーム市場は8.8%増の867億1940万米ドル規模だった。国・地域別では米国が全体の23.1%を占め最大。これに◆中国=9.5%◆日本=6.4%◆ロシア=4.1%◆ブラジル=3.7%――が続いた。タイは11.0%増の3億9600万米ドル(シェア0.5%)。猛暑や外国人観光客の増加が需要を押し上げ、2桁増となった。


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