【タイ】一部ホテルの最賃4百バーツに引き上げ、賃金委が決定

【亜州ビジネス編集部】

政労使の3者で構成される国家賃金委員会(委員長:パイロート労働次官)は26日の会議で、10都県の一部地域の観光業に限定して法定最低賃金を1日400バーツ(約1660円)に引き上げることを決めた。従業員数が50人以上の4つ星以上のホテル・宿泊施設を対象とする。来月2日の閣議承認を経て、同月13日付で引き上げる。

10都県は◆バンコク都(パトゥムワン区とワタナー区)◆南部クラビ県(アオナン地区)◆東部チョンブリ県(パタヤ市)◆北部チェンマイ県(チェンマイ市)◆南部プラチュアプキリカン県(ホアヒン市)◆南部パンガー県(クッカック地区)◆南部プーケット県◆東部ラヨン県(バンペー地区)◆南部ソンクラー県(ハジャイ市)◆南部スラタニ県(サムイ島)――。

同労働次官によると、観光業は国内経済にとって重要である上、ホテル・宿泊業は堅調に成長している。特に同10都県は観光収入が多いことから、国内経済をけん引するため、今回の決定を下したとしている。


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