【亜州ビジネス編集部】
モバイル決済の利用者層が中国で拡大を続けている。
支払い場面の多様化が進行するなかで、社会的に広く用いられる主流の支払い方法になっている。経済日報が1日付で伝えた。
市場調査会社の艾媒諮詢によれば、中国のモバイル決済ユーザー数は、過去5年にわたって持続的に増加。2019年は合計7億3300万人にまで上がった。この勢いは今年も継続し、20年末までに7億9000万人近くに達する見通しという。
モバイル決済の三大場面は、飲食店、小型商店・コンビニエンスストア、インターネット通販に分けられる。
飲食消費は、「支付宝(Alipay)」や「微信支付(WeChatPay)」、「美団支付(Meituan pay)」が多用されている。
中国インターネット情報センター(CNNIC)によると、2020年3月末の中国ネットユーザーは概算9億400万人を数える。ネット普及率は64.5%に拡大した。