【アンカーン王室農業ステーション】タイ最初の王室農業プロジェクト

総面積26.52㎢。チェンマイ中心部から車で約3時間の場所にあるのが、アヘン撲滅を目的として1969年に設立された「アンカーン王立農業ステーション」。当時、プミポン前国王とシリキット王妃は、アヘンの原料となるケシの実が栽培されるドイ・アンカーンエリアの就労状況の悪さと貧しさを実感し、土地を買い取ったのだそう。 ただ、同エリアは高地であり気温も低い。研究を重ね、イチゴやキャベツなどの果物や野菜、コーヒーなどの栽培方法を確立。同エリアに住む人たちに管理を任せ、アヘンに代わる利益を生み出した。今でもその栽培は続いており、バンコクにも出荷されている。

 

 TIPS! 

●ワンラン市場という有名で古いタイのマーケットすぐ近くにある。

●「シリラート」は病院の建設中に亡くなったラマ5世のご子息の名前。

 

 ☆Ranking  

1位:アンカーン王立農業ステーション  1969年

2位:インタノン王立農業ステーション  1979年

3位:パーンダ王立農業ステーション  1983年

※2017年、編集部調べ

この記事をSNSでシェア!

一番上へ戻る