【バンコクハイジーン】VOL.26 : ツバメの巣

常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、体調管理がとても重要になります。バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。

 


 

お歳暮に、友達からツバメの巣のドリンクをいただきました。日本ではツバメの巣は高級食材として知られていますが、タイでは比較的お手頃に購入できます。
今回紹介するのは、SCOTCHというブランドのドリンクです。BTS駅の構内に売店があったり、コマーシャルでもよく流れています。年末になると大きなバスケットを持ったタイ人を見かけることがありますが、ツバメの巣ドリンクの詰め合わせをお歳暮に贈ったり、お見舞いとしてあげることが多いようです。
ツバメの巣は、中国や東南アジアの国々では美容と健康のための天然素材として珍重されてきました。ツバメの巣は多くの種類の天然栄養素や活性たんぱく質、コラーゲン、カルシウム、リン酸、ナトリウム、カリウム、ビタミンA、B1、B2、鉄分など鉱物質を豊富に含んでいるとのこと。また、シアル酸がロイヤルゼリーの200倍も含まれているそうです。
シアル酸は、体に入ってこようとするウイルスを捕まえ、体内に入るのを防ぐ力があるため、さまざまな病気の予防に効果的です。タイ人がお見舞いにツバメの巣ドリンクを持っていくのには、そういう理由があるんですね。ツバメの巣はほかにも、インフルエンザ予防に効果的との説もあるようですし、育毛剤として開発が進んでいるようです。
巣自体はほぼ無味無臭ですが、ドリンクは巣を氷砂糖のシロップで煮て、瓶詰めしています。そのまま飲んでも、温めても冷やしてもよし。また、ヨーグルトにかけてデザートにしたり、料理のあんかけにしても使えるそうです。日本ではなかなか手が出ない食材。この機会にぜひお試しを。

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【Profile】

クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦

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