チェンマイ大学近くに取り残された4㎡の空き地。
そんな狭小地に購入希望者が殺到した理由とは…

兎小屋と揶揄されることが多い、日本の狭小地に建つ家をテーマにしたテレビ番組がひところ流行ったことがある。「車2台分のスペースに新居を建てる」とか「親子4人の夢が詰まった狭小住宅」などと、タイトルを読むだけで窮屈な感じだが、そんな狭小地のことがタイでも話題に。

それは、チェンマイ大学近くにある広さがたった4㎡の土地。両脇の建物に挟まれるようにして取り残されたスペースで、元々は地下水の配管システム置き場として使われていたという。持ち主が不要になって売りに出したわけだが、こんな小さな土地に値付けの自信もなくとりあえず8万Bという価格を設定。買い手が現れなければ値下げする予定だった。

ところが蓋を開けてみると、購入希望者が殺到して約1カ月間で100件以上の引き合いが。そのほとんどが建築家やアーティスト、エンジニアといった人たちで、購入希望動機の多くは「創造力を持ってして狭さを最大限に活用した実績を残したい」というもの。チェンマイ大学のそばという場所柄もあって、クリエイターたちの心を刺激したわけだ。

そして最終的に購入したのは若干26歳の実業家で、購入価格は10万B。「物件を見た瞬間に購入することを決めた」とぞっこんの惚れ込みよう。「建築基準法の関係もあって営業利用は難しいと思うが、クリエイティブな活用なら可能」ということで、建築家を目指す学生によるコンテストを開催したいとのこと。

4㎡といえば畳約2畳分、坪数でいえば約1.2坪。そんな狭小地にどんな創造力が花咲くのかが、今から楽しみだ。

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