Vol.104「ネクタイの色柄がもたらす好感テクニック」By Hiroyuki Tokano

お洒落なイタリアのビジネスマンたちが実践している基本的な色合わせ「アズーロ・エ・マローネ」。イタリア語でアズーロは空色、マローネは栗色で、この2色を組み合わせたコーディネート。メリハリを利かせながら絶妙なコントラストの中に上品さと奥ゆかしさ、落ち着きとリラックスしたイメージをシンクロさせ、全体を洗練されたスタイルに表現力豊かに演出します。

Ⅴゾーンアレンジに欠かすことのできない「ネクタイ」。
スーツ全体を左右するその着こなしは、その時々の気分やTPOに合わせてお洒落にまとめたいものです。
そこで、今回はネクタイの色柄がもたらす印象の変化について紹介していきます。

まず色ですが、ネクタイの色次第で人に与える印象は大きく異なります。
明るい色ならより活発的な印象が与えられ、少し暗めの色であれば落ち着いた印象を残すことができます。

ネクタイの色は印象別に大きく3つのグループに分けることができます。

暖色系(赤色、エンジ、オレンジ、茶色など)

・・・情熱、やる気、積極性などのイメージを演出。

寒色系(青色、紺色、水色など)

・・・知的、冷静、真面目さなどのイメージを演出

中性色(寒色でも暖色でもない、どちらにも属さない色のこと)

・・・その色によって印象が異なる

これら3種類の色を使い分けるだけでも、ネクタイ着用時の印象は大きく変化します。
各色が与える印象や特徴を意識して、その場面に合った色をぜひ使い分けてみてください。

次に柄ですが、その付ける柄によっての印象も重要なポイントです。
ソリッド(無地)は、どんな柄のスーツにも合せることができる最も基本の柄であり、シャツをシンプルな無地にすることで、より落ち着いた雰囲気になります。

どんなスーツやシャツにも合わせやすい万能さが最大のメリット。ただ闇雲に色を入れるだけではなく、スーツを含めた全体の色使いを3色以内に抑えるのがコツ。トーンを合わせることで、全体がよりスッキリとした印象に。

また、ストライプは、無地と並ぶ基本的なネクタイの柄であり、ビジネスシーンでの定番ともなっています。
柄の中でも圧倒的なバリエーションがあるので、飽きのこないオシャレを楽しむことができます。

複数の斜めの線で構成されるストライプ柄は、知的で勤勉な印象を与えたい場面で使うのに最適です。ストライプ柄は、線の太さでその印象が変化し、細いタイプは真面目さと少し硬い雰囲気に。太めのタイプではカジュアルさを演出することができます。

この他にも現代では様々な色柄を楽しむことができます。
その時々のシーンに合わせて、自分の個性に合った色柄を選び、より自分らしい好感度が上がるVゾーン作りにトライしてみてはいかがでしょうか。

ドット柄は上品で格式高い印象を醸し出します。ドットは水玉の大きさでコインドット(大)、ポルカドット(中)、ピンドット(小)に分けられます。コインドットに近づけばポップな雰囲気になり、ピンドットに近づけばフォーマルな印象が強まります。
優しくカジュアルな印象のチェック柄はVゾーンに遊び心を加えることができます。色数が増えると目立ちすぎる恐れがあるため、ビジネスシーンではなるべく落ち着いたデザインのものを選びましょう。今回は緑の「アースカラー」で親しみやすさをプラス。


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