スワンナプーム国際空港に突如現れた猫
人懐っこさと自由奔放な姿が人気に!だがその首には…

©TikTok @amuay2525

2007年に日本で「猫のたま駅長」が注目を浴び、その人気ぶりは海外でも報道されニュースとなった。

その当時のことを彷彿させる出来事がタイのTVなどで紹介され話題になっている。

場所は年間約4500万人の旅客を受け入れるスワンナプーム国際空港。そこに突如現れた猫が「空港の看板猫」として注目を集めるようになった。空港内を自由に歩き周り、エスカレーターの手すりへ器用に乗り、愛想を振り撒く姿から徐々にファンが急増。

猫の名前は「ヌーラン」。鈴のついた首輪が特徴的な生後9ヶ月の雄猫。出産直後に母猫が亡くなり、赤ちゃんの頃から飼い主に育てられているため人懐っこい。人間との写真撮影もそつなくこなしフォトジュニックなポーズまでとるというから驚きだ。

飼い主は旅行会社に勤めていることから空港を行き来する機会が多く、家で留守番させると寂しさから家を荒らしてしまうため一緒に“出勤”していたという。

このままアイドル猫でいられるかと思いきや事態は急変。当然といえば当然だが、タイの国営空港を運営するタイ空港公社から「猫を自由に歩き回らせないように」 と飼い主に注意勧告が言い渡されたため、現在は首にリードをつけて移動。

タイ空港公社の対応にネットでは日本で人気となった猫のたま駅長の話題も飛び出し、「タイの観光業に貢献しているのだから大目に見て欲しい」という声も上がっている。ちなみに、猫のたま駅長が地元にもたらした経済効果は11億円とのこと。

アイドル活動自粛に追い込まれているヌーランだが、また違ったかたちでタイの観光業に貢献してくれることを期待したい。

この記事をSNSでシェア!

一番上へ戻る