東洋のバニラ
パンダンリーフとは?

東南アジアおよび南アジアに広く分布する植物「パンダン」の葉の部分のこと。爽やかな甘い香りを持つことから「東洋のバニラ」とも呼ばれ、芳香剤や食品に幅広く用いられています。タイ語名は「バイトゥーイ」。クセのない優しい香りで、大人から子供まで世代を問わず人気があります。

パンダンリーフそのものは硬くて鋭利なため生食には向かず、ろ過して抽出したエキスを利用するのが一般的。特にお菓子に使われることが多く、緑色のスイーツにはほとんどパンダンリーフが使用されていると言っても過言ではないほど、タイでは定番のフレーバーです。

ハーブとしての健康効果も

栄養価が高く、βカロチン、ビタミンC・B2・B3、カルシウム、鉄、リンが含まれています。ハーブティーとして常飲することで、血糖値を下げ、糖尿病を緩和する効果があるという実験結果も。

また、不整脈の改善作用も期待されています。ちなみに、クロントゥーイ区の名前は、かつて運河(クロン)沿いにパンダン(トゥーイ)が多く自生していたことに由来するそう。
日々の暮らしと文化に根ざした身近な存在です。

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