王室が育んだ 「現代の民族衣装」

©ラムカムヘン大学図書館

私たちがよく目にするタイの民族衣装といえば、政府関係者が式典などで着用する衣装ではないでしょうか。「王室推奨のタイ衣装」と呼ばれており、タイ王室によって近代的に再構築された歴史を持ちます。

トラディショナルな美しさと現代的なスタイルを兼ね備えたそのデザインは、タイらしさを感じさせるエレガントな装いとして多くの人々を魅了しています。

自由で多彩なスタイル

男性用の詰襟シャツは「スア・プララチャターン」と呼ばれ、1979年にプミポン前国王がデザインを指示し、後にプレーム元首相に贈られたことをきっかけに広まりました。
一方、女性用の衣装は、1960年にシリキット王太后がヨーロッパを訪問した際、タイの文化を世界に発信するため、8種類のデザインを確立したことに始まります。

なかでも「シワーライ」と呼ばれる女性用衣装は、結婚式などのフォーマルな場で着用されるほか、最近では観光客向けのレンタル衣装としても人気があります。

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