【シンガポール】9月の工業生産24%増、医薬が急伸し電子も好調

【亜州ビジネス編集部】

シンガポール経済開発庁(EDB)が26日発表した2020年9月の鉱工業生産指数(19年=100)は125.9となり、前年同月比で24.2%上昇した。2カ月連続で上昇が続いた。医薬品の急伸でバイオ医療(89.8%上昇)が5カ月ぶりの高い伸びを記録したほか、主力の電子(30.1%上昇)が引き続き好調だった。

バイオ医療では、医薬品原料などの生産が拡大。医療技術も前月に続き2桁の上昇だった。電子は前月から上昇率が下がったものの、大幅なプラスを維持。クラウドサービスやデータセンター向けの需要拡大が追い風となり、半導体(37.4%上昇)が伸びている。

一方、輸送エンジニアリング(35.8%低下)は4月以降に3〜4割減が続いている。また、精密エンジニアリング(1.5%低下)は4カ月ぶりのマイナスを記録。半導体装置のプラス成長が続いているものの、産業機械や冷凍冷蔵・空調設備が落ち込んだ。


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