【タイ】都バスの電動化を推進、来年5月まで400台

【亜州ビジネス編集部】

サクサヤーム運輸相は8日、バンコク首都圏で路線バスを運行するバンコク大量輸送公社(BMTA)の車両2511台のうち、400台を来年5月までに電動バスに切り替えたい考えを示した。電気自動車(EV)の普及拡大に向けた政策の一環。

一般車両は法改正などに時間を要するため、まず公共バスやタクシーなどで導入を進める。9日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。

5月までの実現には、年内の閣議でBMTAの経営再建計画が承認される必要があるとしている。公共バスで導入した後、タクシーやバイクタクシーの車両で電動化を推進する方針。ただ、現状では車両価格が高いため、電池などの国内生産を急ぐ必要があるとみている。

同相は一方、運輸省の運輸・交通政策計画事務局(OTP)に対し、全国の路線バスを対象とした電動車の導入計画を策定するよう指示した。まず試験的に、バンコクや北部チェンマイ、南部プーケットなど6都県で1路線ずつ導入する方針。政府予算で充電所の整備などを行い、導入を後押しする。


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