【タイ】1月の車生産5%減、3カ月ぶりマイナス

【亜州ビジネス編集部】

タイ工業連盟(FTI)の18日発表によると、2021年1月の国内自動車生産台数は前年比5.2%減の14万8118台だった。前年割れは3カ月ぶり。

輸出向け生産はプラスだったものの、新型コロナウイルス第2波の到来で低迷した国内販売向けの生産が落ち込んだ。

国内販売向け生産は12.4%減。ここ数カ月は1トンピックアップトラックの好調で2桁増が続いていたが、5カ月ぶりの前年割れとなった。

1月の国内新車販売は2割減と低迷。FTIは、新型コロナ第2波の影響で消費者が様子見姿勢を強めていると説明した。一方、輸出向け生産は0.8%増と、2カ月ぶりにプラスを回復。完成車の輸出台数は13.5%増の7万4132台に拡大した。アジアや中東、アフリカへの輸出が増えた。

車種別の生産台数は、乗用車が9.8%減、1トンピックが2.4%減など。ともに3カ月ぶりの落ち込みとなった。

同連盟は21年の生産台数を前年比5.1%増の150万台と予測。輸出向け、国内販売向けとも75万台と見込んでいる。

■バイク生産5%増

同連盟によると、1月のバイク生産台数は5.0%増の21万9977台だった。内訳は、完成車(CBU)が1.7%増の16万5874台、輸出向けの完全組み立て部品(CKD)が16.5%増の5万4103台。輸出台数(CBUとCKDの合計)は2.3%増の7万9811台だった。


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