【シンガポール】段ボール紙が値上がり、原料確保で苦労

【亜州ビジネス編集部】

段ボール箱が値上がりしている。原料となる繊維、再生紙の価格は3カ月間で20〜40%上昇しており、この先もこの傾向は続きそうだ。

空コンテナの不足による海上輸送運賃の上昇、紙再利用率の低下、原料生産国における移動制限などが原因だ。

ボール紙の世界生産量の4分の1を生産する中国が昨年初頭、使い捨てプラスチックを排除する方針を採用したことも段ボール箱需要の増加につながった。

シンガポール製造業者連盟(SFM)包装材部会の会員企業によると、中国の紙工場は外国から注文を受けるのを停止した。国内ニーズに対応するためだ。

包装材のファー・イースト・パッケージングによると、段ボール箱原料は過去3カ月間で30〜40%、値上がりした。わずか数カ月でのこれほどの値上がりは経験がないという。

段ボール箱製造業者協会によれば、原料紙価格は昨年第3四半期以来、30%値上がりしており、値上がりは今後も続く見通しだという。

段ボール箱需要増加の背景に電子商取引の増加がある。2019年の世界の段ボール箱市場の規模は1809億米ドルで、30年には2846億米ドルに拡大する可能性がある。

合板ケース、パレット(荷運び台)、再利用可能なプラスチック容器など段ボール箱の代替品を模索する動きも包装材製造業界で見られる。

(提供:AsiaX

http://www.asiax.biz)


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