【ベトナム】1〜4月の輸出28%増、貿易黒字は12.9億ドル

【亜州ビジネス編集部】

ベトナム統計総局が4月29日発表した2021年1〜4月の貿易統計(4月は推計値)によると、輸出額は前年同期比28.3%増の1039億100万米ドル、輸入額は30.8%増の1026億700万米ドルとなり、12億9400万米ドルの貿易黒字だった。

品目別にみると、最大の電話・電話部品は19.4%増の183億7100万米ドル。韓国のサムスン電子がスマートフォン世界生産の約半分をベトナムに集約しており輸出規模が大きい。輸出2位は電気・電子製品で30.8%増の158億5300万米ドル、3位は機械・部品で76.9%増の120億100万米ドルだった。輸出先をみると、米国が50.1%増の303億米ドルでトップ。これに中国、欧州連合(EU)が続いた。

輸入トップは電子製品・部品で24.8%増の220億4700万米ドル。2位の機械は31.7%増の148億3500万米ドル、3位の電話・電話部品は44.0%増の60億1200万米ドルだった。国別では中国がトップで、これに韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)が続いた。

4月の輸出額(推計値)は前年同月比44.9%減の255億米ドル、輸入額(同)は43.5%増の270億米ドルで、収支は15億米ドルの赤字だった。


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