【ベトナム】4月の新車販売2.6倍、コロナの反動顕著

【亜州ビジネス編集部】

ベトナム自動車工業会(VAMA)が13日発表した2021年4月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比155.6%増の3万65台だった。

増加は2カ月連続で、100%を超える伸び率は少なくとも15年以降で初めて。前年同月は新型コロナウイルス流行で大きく落ち込んでおり、大幅な反動増となった。前月比では2.8%減だった。

内訳は乗用車が前年同月比161.6%増の2万398台(前月比3.3%減)、商用車が143.3%増の8887台(3.7%減)など。

国内生産車の販売は134.3%増の1万7341台(1.2%増)、輸入車は191.8%増の1万2724台(7.8%減)だった。

VAMA会員企業の販売台数は144.2%増の2万6409台(前月比10.0%減)。ブランド別ではトヨタが99.7%増の5598台(14.2%減)で最も多く、これに起亜、三菱自動車が続いた。

マツダ車や起亜車、THACOトラックなどの組立生産を行う地場チュオンハイ自動車(THACO)の販売台数は141.2%増の1万420台(4.1%増)だった。なおVAMA非加盟の現代自動車の販売は6538台で、VAMA首位のトヨタを上回った。

■1〜4月は58%増

1〜4月の新車販売台数(一部企業除く)は10万1309台となり、前年同期から58.0%増加した。

内訳は、乗用車が55.2%増の7万1524台、商用車が66.5%増の2万7914台など。国内生産車の販売は45.8%増の5万7895台、輸入車は78.0%増の4万3414台と、そろって拡大した。

VAMA加盟企業の販売台数は9万2892台で52.7%増加した。

ブランド別ではトヨタが14.6%増の1万8973台でトップ。これに起亜、三菱自が続いた。THACOは合計で72.9%増の3万5389台だった。なおVAMA非加盟の現代自の販売は2万2424台でトヨタを上回った。


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