【シンガポール】4月の輸出6%増、電子は2桁増維持

【亜州ビジネス編集部】

シンガポール企業庁が17日発表した2021年4月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比6.0%増の160億1097万シンガポールドル(約1兆3100億円)だった。プラス成長は5カ月連続。主力の電子製品が2桁増を維持した。

一方、前年同月に急伸していた医薬品は反動で大きく落ち込んだ。

全体の2割を占める電子製品(10.9%増)は5カ月連続のプラス。パソコン(PC)の大幅増が続いているほか、電子の約5割を占める集積回路(IC)も引き続き拡大した。

非電子製品(4.7%増)も5カ月連続のプラス。

医薬品(40.9%減)が大きく減少したものの、前年同月に低迷していた石油化学製品(63.3%増)が反動で大幅増となった。

主要国・地域への輸出では、最大の中国向け(55.5%増)の伸びが加速する一方、2番目に大きい米国(42.3%減)や日本向け(33.2%減)が大幅な減少。米国向けは非貨幣用金(99.8%減)、日本向けは医薬品(82.3%減)が急減した。3カ国とも前年同月の反動があり、前年同月は中国向けが大幅減で、一方の米国向けと日本向けが大幅増だった。


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