【タイ】1Qの失業率2.0%、失業者数は前四半期比3万人増

【亜州ビジネス編集部】

国家統計局(NSO)の発表によると、2021年第1四半期の失業率は2.0%となり、前年同期と比べ1.0ポイント上昇した。

新型コロナウイルス流行と活動制限の影響で悪化。前四半期比でも0.1ポイント上昇した。

失業者数は75万8000人となり、前年同期から36万3000人増、前四半期から3万1000人増だった。

失業率は20年第1四半期まで1.0%前後の水準で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナ第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで悪化。第3〜4四半期は経済活動の再開で1.9%にやや改善したものの、12月下旬の第2波の発生で再び上昇に転じた。

学歴別では大卒者が3.5%と最も高く、職業訓練校卒者は2.9%、中卒者と高卒者は2.4%、小卒者は1.2%、修士卒以上は0.6%だった。

労働力人口は3875万人、就業者数は前四半期比で71万人減の3758万人。

減少した業種
▼農業が136万人減の1107万人
▼卸小売りが2万人減の629万人
▼運輸が2万人減の132万人

増加した業種
△製造は20万人増の611万人
△ホテルは1万人増の291万人
△建設は17万人増の242万人


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