【インドネシア】4月の小売売上高15.6%増、17カ月ぶり上昇

【亜州ビジネス編集部】

インドネシア中央銀行は10日、2021年4月の小売売上高指数(RSI、2010 年=100)が220.4となり、前年同月比で15.6%上昇したと発表した。

指数の上昇は17カ月ぶり。新型コロナウイルス流行と移動制限によって谷底となった昨年4月から、大幅な上昇となった。

7部門のうち4部門が前年超えだった。上昇幅が最大だったのはアパレルを含む「その他用品」で48.2%。21カ月ぶりに前年同月を上回った。原油価格が上昇する中、 「車両用燃料」も37.3%と高い伸び。「食品・飲料・タバコ」も26.7%と大きく伸びた。一方、「情報通信機器」はマイナス31.1%と最大の下落幅となった。「家庭用品」は10.8%、「文化・娯楽」は7.8%低下したが、下げ幅は前月までと比べて大幅に縮小した。

RSIは前月比では17.3%上昇。2カ月連続のプラスとなった。全部門がプラスで、「食品・飲料・タバコ」が22.4%と最大の上昇幅を記録した。アパレルを含む「その他用品」が16.8%でこれに続いた。

中銀はRSIが5月も前年同月比12.9%の高い上昇を維持すると予測。前月比では1.6%上昇に緩和するとみている。


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