【ベトナム】日本ノートが南部に海外初工場、アジア輸出も視野

【亜州ビジネス編集部】

文具大手プラスは24日、傘下の日本ノートが南部ドンナイ省に海外初の生産拠点を設けると発表した。

学習帳や一般ノートの生産を日本から一部移管し、9月にも本格稼働を開始する。投資額は500万米ドル。近い将来はベトナム国内販売やアジアへの輸出も視野に入れている。

1月に設立した現地法人の日本ノートベトナムが、ヌンチャック3工業団地内のレンタル工場を借りて生産する。工場の面積は3024平方メートルで、30人を雇用する予定。来年には2700万冊の生産を目指す。

工場では最新鋭の設備を導入し、生産供給体制の拡充と納期の迅速化、生産コストの低減、品質レベルの向上を目指す。また、ベトナムでの工場開設に伴い、大阪府内の工場を今年8月末にも閉鎖する。日本国内の生産を岡山県の工場に集約し、ベトナムとの2工場体制で業容拡大を図る。

プラスは現地法人のプラスベトナム工業を通じて、同工業団地と同省ビエンホア市の2カ所に文具の生産拠点を構えている。日本ノートの新工場の運営を早期に軌道に乗せるため、プラスの現地工場は技術指導や人員派遣などで協力する。


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