【中国】モバイルプリンター人気、「618」商戦で累計出荷4万台超え

【亜州ビジネス編集部】

先ごろ終了した中国のインターネット通販大手各社が大規模セールを展開する「618」商戦では、スマホ対応のモバイルプリンター「ペーパーラング」が売れ筋商品に浮上した。

天猫(Tモール)と京東(JD)のECサイトでは、「618」商戦の始動以来、ペーパーラングの販売額は1日当たり100万人民元(約1710万円)を突破。商戦最終日(6月18日)24時までの累計出荷は、前年同期比で3倍増の4万台超に膨らんだ。

「ペーパーラング」はスマホから簡単にプリントできる便利なプリンター。手書きメモや勉強ノートなどを写真撮影し、数秒でテキスト変換できる。学習問題集が搭載されているタイプも投入された。中国学生の間では、「ペーパーラング」を活用した効果的な学習法が人気となっている。

一方、同セールの“仕掛け人”であるEコマース大手の京東集団(JDドットコム)によると、6月1〜18日の総取引額(GMV)は、累計3438億人民元(約5兆8690億円)と過去最高を記録。昨年実績の2692億人民元を28%も上回ったという。品目別では、スマートフォン、エアコン、パソコンなどが多く売れた。


亜州ビジネスChina
https://ashu-chinastatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る