【タイ】廃棄物発電C&G、ごみ焼却・発電施設に50億バーツ

【亜州ビジネス編集部】

廃棄物発電を手掛ける香港系C&Gエンバイロメンタル・プロテクション(タイランド)は、廃棄物焼却・発電施設をバンコク西部のノンケム区内に建設すると明らかにした。

バンコク都庁(BMA)との契約に基づく事業費は50億バーツ、焼却処理能力は1日1000トン以上。新型コロナウイルス流行で料理の出前を利用する市民が増え、プラスチック廃棄物が増えていることから、焼却能力を拡大する。ターンセタキットなどが伝えた。

政府認可を得た後に着工する。都庁のデータによると、2021年4月のプラスチック廃棄物の量は前月比7.6%増加。出前の普及拡大に伴うプラ廃棄物の増加に加え、病院やワクチン接種会場など医療関連施設から出る感染性廃棄物も増えており、同社は1日50トン以上の受け入れを開始した。

C&Gは同区内で都庁の廃棄物焼却・発電施設をBOT(建設・運営・譲渡)方式で開発し、16年から運営している。焼却処理能力は1日500トン。発電した電力は首都電力公団(MEA)などに供給している。


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