【中国】「L5」完全自動運転車、百度が披露

【亜州ビジネス編集部】

中国インターネット検索最大手の百度集団(バイドゥ)は18日、自社の新製品発表会で完全自動運転車を披露した。

ハンドル、ブレーキ、アクセルなどを省いている。“自動車ロボット”の概念を具現化した新モデル「Apollo汽車機器人」を紹介した。

ユーザーの需要に合わせ、機械学習で各種サービスを主導的に提供する機能を搭載した。超大型曲面ディスプレイ、スマートコントローラー、調光ガラスなどを配置している。自動運転車を使ったモビリティー配車サービスを「蘿卜快ホウ」にグレードアップすると宣言した。「L5」の自動運転技術を組み込む予定という。

百度は2013年に自動運転技術「Apollo(アポロ)」の開発に着手し、19年から自動運転タクシーの研究・開発に乗り出した。自動運転技術を搭載した自動運転タクシーの走行距離は、足元までで累計1400万キロメートルを上回る。延べ40万人以上を輸送し自動運転技術に関する保有特許は2900件を超えた。

北京市、広州市(広東省)、長沙市(湖南省)、滄州市(河北省)では自動運転タクシーの運行を始動している。百度の擁する自動運転テスト車両は約500台に拡大した。向こう3年内をめどに、中国30都市にまでサービスを拡大する計画という。


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