【タイ】OKIが中国でのプリンター生産終了、タイ工場に移管

【亜州ビジネス編集部】

OKIは2日、中国でのプリンターと複合機の生産を来月に終了し、タイの工場に移管すると発表した。「中期経営計画2022」に掲げた施策の一環。「勝てる商品」に絞り込んだ物量に対応した生産体制の最適化を図る。

沖電気実業(深セン)での生産を終了し、タイ中部アユタヤ県のOKIデータ・マニュファクチャリング(タイランド)に移管する。中国でのプリンター販売と保守事業は継続する。また、保守部品生産の一部は、日本の福島県の工場が手掛ける。

沖電気実業(深セン)は2001年設立。02年にプリンター生産を開始した。ただOKIは今後の市場動向を踏まえて、ラインアップを「勝てる商品」に絞り込む方針で、発光ダイオード(LED)の強みを生かした製品などで医療や流通などの特定市場を狙うことと、IoT(モノのインターネット)端末などの各種機器にプリンターの印刷機構をユニットとして組み込むことにターゲットをシフトする。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る