【タイ】関電がコージェネ設備稼働、帝人のアユタヤ工場で

【亜州ビジネス編集部】

関西電力は1日、中部アユタヤ県にある帝人のポリエステル繊維工場内でコージェネレーション(熱電併給)設備を稼働させたと発表した。

タイで初のコージェネ事業で、設備の計画設計・調達・施工・燃料調達・保守・運用管理に至るまでの一連の業務を一手に担う。

現地法人の関西エナジーソリューションズ(タイランド)(K-EST)が事業を手掛ける。導入した設備の発電出力は10メガワット(MW)、蒸気供給能力は毎時5トン、温熱出力は4MW。二酸化炭素(CO2)の排出量を年間で1万8000トン削減できると見込む。今回の事業は、日本の環境省の「二国間クレジット制度・資金支援事業のうち設備補助事業」に採択されている。

K-ESTは、関電にとってエネルギー利用に関するソリューション提案を目的とした初めての海外子会社。今回が初のコージェネ事業で、他に昨年7月には東部チョンブリ県のソニーの工場で熱供給事業に着手している。


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