【ベトナム】21年の経済成長率4%、目標大きく下回る=計投省

【亜州ビジネス編集部】

計画投資省は、新型コロナウイルス流行が9月末までに抑制されて第4四半期から「ニューノーマル」に適応できた場合でも、2021年の国内総生産(GDP)成長率が3.5〜4.0%にとどまると予想している。

グエン・チ・ズン計画投資相が述べたもので、政府目標の6.5%を大幅に下回る。新型コロナウイルス流行とその対策であるソーシャル・ディスタンス(社会的距離)措置が重しになる見通し。ベトナムニュースが16日付で伝えた。

成長エンジンは輸出で、前年を10%上回ると予想。新型コロナの世界的流行を考慮すれば、高い伸びになるとしている。

21年の成長率が3.5〜4.0%にとどまれば、2年連続で目標未達となる。そうなれば、21〜25年の5カ年計画に支障を来たすとし、計投省は10月、向こう2年で力強い経済成長を遂げるためのプランを政府に提出する予定。新型コロナ感染症や自然災害が長期間続く前提で、自立的な経済発展に向けた基盤づくりを提案するとしている。


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