【タイ】大阪ガスが衣料工場にCNG供給、石炭から燃料転換

【亜州ビジネス編集部】

大阪ガスは1日、衣料品メーカーのパルファン(本社:大阪府箕面市)がバンコク西郊で操業する工場に圧縮天然ガス(CNG)を供給すると発表した。

工場でCNG供給設備とガス焚きボイラーの設置工事を進め、来年7月からのCNG供給を目指す。これまで使用していた石炭焚きのボイラーを、より効率が高いガス焚き貫流ボイラーに交換することで、温室効果ガスの排出量を削減する。

現地法人の大阪ガスタイランドが、パルファンの現地法人のパルファンテキスタイルと先月末に契約を交わした。蒸気の供給能力が毎時3000キログラムの設備を4台導入する計画。稼働後は大阪ガスがCNGトレーラーを使って燃料のCNGを長期間、安定的に供給する。温室効果ガスの排出削減量は年間で2665トンに上る見通し。二国間クレジット制度(JCM)を活用し、日本とタイの温室効果ガス削減目標に貢献する。

工場はナコンパトム県に立地している。同県は天然ガスパイプラインが敷設されていない地域が多く、工場の燃料には主に石炭や油が使用されているという。


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