【亜州ビジネス編集部】
ピパット観光・スポーツ相は、2022年の外国人来訪者数を1500万人に回復させる目標を明らかにした。
新型コロナウイルス流行前の19年(約4000万人)の40%の水準を目指す。23年には80%まで回復させる。7日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
外国人観光客を隔離期間なしで受け入れる政府事業の対象地域を拡大するほか、観光事業者への支援などを通じて質の高い外国人を誘致する。21年は新型コロナの影響で約10万人にとどまる見通し。
22年の観光収入は1兆5000億バーツを目指す。19年(3兆バーツ)の50%の水準まで回復させる。うち外国人からの収入が全体の40%、タイ人からが60%を占めると見込む。タイ人の国内旅行者数は1億6000万人を目指す。観光業の回復を促し、国内経済の成長を後押しする方針。19年の国内総生産(GDP)に占める観光業の割合は17%だった。