【亜州ビジネス編集部】
双日と大阪ガス、新電力のLooop(ループ、本社:東京都台東区)は22日、3社で南部ドンナイ省に合弁会社を設立し、屋根上設置型の太陽光発電事業に参入すると発表した。
双日が省内で運営するロンドウック工業団地内で、工場などの屋根に合計で10メガワット(MW)超の設備を導入する計画。将来は工業団地外にも取り組みを広げる。
今月に3社合弁で設立したSOLエナジーを通じて事業を展開する。同合弁が顧客の工場などに太陽光パネルを設置し、顧客から電気代を徴収する。余剰電力は同工業団地の運営会社に供給する。団地全体で温暖化ガスの排出量を年5800トン削減できる見通し。日本の環境省の「令和3年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」に採択された。
SOLの出資比率は、双日と大阪ガスの合弁会社、双日大阪ガスエナジー(SOGEC)が70%、Looopが30%。SOGECには双日が51%、大阪ガスが49%を出資している。