【タイ】首都の住宅価格指数低下、5年ぶり低水準=不動産DD

【亜州ビジネス編集部】

不動産情報サイトを運営するシンガポール系DDプロパティーの調査によると、2021年第3四半期のバンコク都内の住宅価格指数(15年第1四半期=100)は178となり、前四半期比で2%低下した。

新規供給が増えた一方、新型コロナウイルスの影響で需要が制限され、16年第4四半期以降の過去20四半期で最低となった。

種類別では、コンドミニアム(分譲マンション)が2%低下。前年同期比では11%低下した。一方、戸建て住宅は前四半期比、前年同期比ともに6%上昇。タウンハウス(低層集合住宅)はそれぞれ横ばい、1%低下だった。

供給指数は458となり、前四半期比で7%上昇、前年同期比で10%上昇した。種類別では、新型コロナ禍下で非集合住宅の需要が高まり、戸建て住宅が前四半期比で10%上昇、タウンハウスが8%上昇した。一方、コンドミニアムは横ばい。開発業者の間で、新規物件の発売を控える一方、販促活動を通じて在庫の消化を急ぐ動きが目立った。


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