【亜州ビジネス編集部】
中部ダナン市国際空港で17日、1年8カ月ぶりに外国人観光客を乗せた航空便が到着した。ベトナムは新型コロナウイルス流行で昨年3月から観光客の渡航を禁止していたが、今月から国内5カ所で門戸を開いている。VNエクスプレスが18日付で伝えた。
到着したのは韓国・仁川発のベトナム航空便で、ワクチンパスポートを所持する外国人29人が来訪。国籍はさまざまで、豪州、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ノルウェー、スイス、韓国、米国、英国だった。一行はダナンに隣接する中部クアンナム省のリゾートホテル「ホイアナ・メジャー・インテグレーテッド・リゾート」に7日間滞在した後、古都ホイアンやミーソン遺跡を訪れる。
政府は今月から、ダナン市とクアンナム省に加え、フーコック島(南部キエンザン省)、南部カインホア省、北部クアンニン省で外国人観光客の受け入れを再開することを決めた。クアンナム省では25日までに航空機2便が到着する予定。いずれも韓国発で約300人が訪れる。20日には韓国からフーコック島へ209人が到着する予定となっている。
受け入れるのは、2回目の新型コロナワクチン接種から14日が経過した外国人や、新型コロナに12カ月以内に感染し回復した外国人。ただし来訪前の72時間以内に受けた新型コロナ検査で陰性を証明する必要がある。