【タイ】3空港結ぶ高速鉄道、来年初めに建設開始

【亜州ビジネス編集部】

運輸省は24日、バンコクと東部ラヨン県の3空港を結ぶ高速鉄道について、来年初めにもバンコクのスワンナプーム空港と、ラヨンのウタパオ空港を結ぶ170キロメートルの区間で建設が開始される見通しを明らかにした。タイ国鉄(SRT)が進めていた土地収用が完了し、大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループが率いる企業連合に用地がこのほど引き渡された。ターンセタキットなどが伝えた。

同鉄道はバンコクのドンムアン空港、スワンナプーム空港と、ウタパオ空港を結ぶもので、総延長は220キロメートル、最高時速は250キロメートル。政府が東部で推進する「東部経済回廊(EEC)」開発の目玉事業の一つで、官民連携(PPP)事業として開発し、政府側が土地収用を、CPの企業連合が鉄道の建設・運営、沿線開発などを担当する。総工費は2245億バーツ(約7700億円)。2025年の開業を目指している。

スワンナプーム空港とウタパオ空港の間には、◆チャチュンサオ駅◆チョンブリ駅◆シラチャー駅◆パタヤ駅――の4駅を設置する。第2期開発では、ラヨン県からさらに東側の東部トラート県までの延伸が計画されている。


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