【タイ】21年の自動車生産169万台、22年は7%増目標

【亜州ビジネス編集部】

タイ工業連盟(FTI)の25日発表によると、2021年の国内自動車生産台数は前年比18.1%増の168万5705台だった。

前年は新型コロナウイルス流行で低迷していたため、反動で大きく伸びた。ただ、新型コロナ前の19年に比べると、2割近く下回る水準にとどまっている。半導体不足の影響で年央に生産が滞ったほか、新型コロナ対策の活動制限などで国内販売が落ち込んだことも響いた。同連盟は22年の生産台数を6.8%増の180万台と予測した。

21年の生産台数は、輸出向けが95万6530台、国内販売向けが72万9175台。輸出向けが4割近く伸びたものの、国内販売向けは微増だった。地元紙の報道によると、輸出台数は30.4%増の95万9194台に拡大。輸出額は36.6%増だった。

同連盟は22年の生産台数を全体で180万台とみており、うち輸出向けを100万台、国内向けを80万台と見込む。新型コロナの流行が続くことで、大幅な伸びは期待できないとしている。


バイク生産1割減

同部会によると、21年のバイク生産台数は178万654台で、前年を1割ほど下回った。国内販売向けが129万6281台、輸出向けが43万7147台だったとしている。同連盟は22年の生産台数を200万台と予測。うち国内販売向けが165万台に増える一方、輸出向けが35万台に落ち込むとみている。


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