【中国】21年の中国5G投資3.3兆円、基地局142.5万台に倍増

【亜州ビジネス編集部】

工業和信息化部(工業情報化部)の25日発表によると、2021年の中国国内の第5世代(5G)移動通信分野向け投資額は1849億人民元(約3兆3550億円)に達した。全国に65万台以上の5G基地局を新設している。

合計142万5000台に達し、世界の60%以上を占める最大ネットワークを形成した。人口1万人当りの基地局台数は10.1台と、前年末比で2倍に拡大している。同日付中国新聞網などが報じた。

5Gのモバイルユーザーは延べ3億5500万人に上る。

4Gモバイルユーザーは延べ10億6900万人で、合計で全体の86.7%に達した。

携帯電話の利用者総数は延べ16億4300万人。人口100人当たり116.3台の携帯電話が普及している計算だ。

21年のモバイルユーザーによる通信データ使用量は、前年比33.9%の2216億ギガバイト(GB)。ユーザー1人当たりの月間平均データ通信量(DOU)は13.36GBで、特に21年12月は過去最高の14.72GBを記録した。新型コロナウイルスの流行の影響によって、引き続きインターネットショッピングや在宅勤務での利用が拡大したとみられる。

21年の通信事業収入は、速報値で前年比8%増の1兆4700億人民元。クラウドコンピューティングやビッグデータなど新興分野の関連業務収入は、27.8%増の2225億人民元にまで拡大した。


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